アコギ用ピックアップ

22.コンタクトピエゾの貼り付け位置

TSピックアップシステムはたびたびバージョンアップを繰り返していますが、その中でもコンタクトピエゾに的を絞って考察してみました。
コンタクト・ピエゾのバージョンアップ履歴

ピエゾ素子は様々な大きさがありますが、出力や共振周波数、あるいは取り付ける数や位置によって音色や音量に大きな違いが生じます。数を多くすれば良いということはなく、たとえ一つだとしても最適な位置に取り付ければかなり良い音が得られます。 2個以上取り付けると互いの干渉があるため、必ずデッドポイントが出てしまいます。上手く耳障りな音がカットされるように張り付けることができれば、2つというのは良い選択肢かもしれません。 それで、TSピックアップシステムは、比較的音質が安定するサドル直下の位置に貼り付ける2連ピエゾが最近まで採用されていました。 しかしサドル直下の弦の音をすべて拾うと、高音がキンキンと目立つことがあり、ギターによっては張り付け位置を試行錯誤する必要もありました。もともとピエゾ素子は高音寄りの音質になりやすく、貼り付けに経験と工夫が必要でした。 この問題を解決するために、実験を繰り返した結果、1,2弦のプレーン弦を避けて貼れば、かなり安定した良い音が出ることがわかりました。それで新開発のコンタクトピエゾは全長を40㎜と短くした2連ピエゾを採用することにしました。

コンタクトピエゾ

写真の上がこれまでの55㎜のピエゾで、下側が新しく採用した40㎜のピエゾです。これを3~6弦のサドルの下側に貼ればOKです。図に表すと下記の通りです。

コンタクトピエゾの貼り付け位置

些細なバージョンアップかもしれませんが、お試しください。

【追記】
その後、様々なギターに貼りつけてみましたが、サドル直下だけでなく、 ブレーシングの構造によって貼る位置を変えた方が良い結果が得られるギターも多く存在することが分かりました。弦の振動はによりサドル>ブリッジ>表板に振動が伝わってゆくわけですが、アコギの場合はXブレーシングに沿って音が伝わることが多く、その周辺に貼りつけると良好な結果がえあれることが多いです。いろいろ試してみて、好みの音を探すのも良いかもしれません。

コンタクトピエゾの貼り付け位置

 

上記の赤四角の部分が、良好だっった部分です。TSピックアップシステムは、通常の両面テープを二枚重ねて貼っています。1~4枚程度両面テープを重ねて貼っても音の違いが出てきますので試してみてください。

【追記】:現在はコンタクトピエゾもバージョンアップし、1弦側直下でも綺麗な音がでます。それで、マグネットを付けることを前提としたシステムの場合は、低音部はマグネットに任せて、コンタクトピエゾを1弦側の直下に貼る方が音がクリアに出る場合が多いです。

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